定期を使っていないモバイルSuica定期券をPixel Watchにいかに損なく移行するかの検証

以前家族のGoogle Pixel 7を買ったときに付いてきた21,000円分のクーポンの期限が迫っていてPixel 8を購入する際に使おうかと思ったら、思いの外Pixel 8が高くて躊躇してしまいました。

そして一緒に発表されたPixel Watch2のスペックを見たところ電池の持ちが良くなっていることを知ったので、スマホで使っているモバイルSuicaの使い勝手がより良くなると思ってクーポンをPixel Watch2の購入に使ってしまいました。

初代Pixel Watchがリリースされた時にモバイルSuicaにオートチャージ設定をしたまま移行するとPixel Watch上でもオートチャージが継続されることを知っていたのでワクワクしてました。

製品発表からおよそ1週間後に届いて早速開封してセットアップをしたところスマホのモバイルSuicaをPixel Watchに移行するには、色々と制約があり自分の場合は非常に困難であることがわかりました。

私がハマったその制約とは

1. モバイルSuicaでもおサイフケータイアプリで開いた時に以下のように「モバイルSuica定期券」と表示されるものはPixel Watchに移行できない。Apple Watchは定期券使えるのにホント残念。

2. モバイルSuica定期券で東海道新幹線を乗るためにビューエクスプレス特約を利用していると、払い戻し(モバイルSuicaは勝手に解約となる)時に同時にビューエクスプレス特約まで解約となってしまう。

という2点でした。

しかも残念なことに1ヶ月前にビューエクスプレス特約の年会費の更新があったばかりでした。

ってことで一旦はは来年の年会費更新直前までPixel Watch 2でモバイルSuicaを使えないことを決心しました。

でも数日後ビューエクスプレス特約について調べていると、すごくポジティブなことがビューエクスプレス特約のWebページに書いてあることを発見しました。

特別な取り扱い

  • ビュー・エクスプレス会員様ではビュー・エクスプレス特約の解約後、190日以内に再入会された場合、退会されていた期間を含めて、前回エクスプレス予約にご入会いただいた日を入会日とさせていただきますので、あらかじめご了承願います。
  • ビュー・エクスプレス特約の解約後190日以内に再入会された場合は、前回エクスプレス予約にご入会いただいた際に発行したエクスプレス予約会員証(EX-ICカード)をそのままお使いいただけます。(再発行しません。)

190日以内の再入会は、以前の入会日を継続する?カードはそのまま使える?

ということは、この場合は年会費は請求されないということではないか?と思い、EX-ICの「入会に関するお問い合わせ窓口」に電話で相談してみました。

ものすごく丁寧に対応いただいて、190日以内に以前と同じビューカードで以前と同じEX-IC会員IDで再入会する場合には年会費は請求されないことが分かりました。

いやホント、細かい手順まで教えてもらって素晴らしい方でした。感謝です。

これで心置きなく厄介だった「モバイルSuica定期券」を解約して、新たにモバイルSuicaを発行してオートチャージ設定をしPixel Watch2に移行する道筋が開けました!

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移行手順

私が実際に実施した手順を紹介します。

ちなみに私のスマホはGalaxy S20+ 5G SCG02です。

1. まず「モバイルSuica定期券」を払い戻す前に残っている残高きれいに使い切ります。残高がある状態で払い戻すと手数料を取られるので損です。私の場合はAmazonギフト券をモバイルSuicaで支払う方法で残高を0円にしました。下記YouTubeの動画が参考になります。

モバイルSuicaでAmazonギフトカードにチャージする方法

2. モバイルSuicaアプリで払い戻しを実施します。同時にモバイルSuicaとビューエクスプレス特約が解約されます。

3. 翌日7時以降に、再度モバイルSuicaアプリから新規登録メニューで新しくモバイルSuicaを発行します。

4. 新たに発行したモバイルSuicaに以前と同じビューカードを紐づけてビューエクスプレス特約を申し込みます。

5. 翌日11時以降に、EX-ICのサイトに行って新たに新規会員登録を以前のEX-ICの会員IDを使って実施し、新たに発行されたモバイルSuica ID番号をEX-ICの会員情報に登録します。

6. モバイルSuicaアプリでオートチャージ設定をします。

7. おサイフケータイアプリで該当のモバイルSuicaを選択して「カードを預ける(機種変更)」をタップしてPixel Watchと同じGoogleアカウントにカードを預けます。

8. Pixel Watchのウォレットアプリからカード追加を選択するとスマホ側でカードを追加する画面が表示されるのでSuicaを選択すると預けているモバイルSuicaが表示されるので、それを選択すると無事にオートチャージ付きでPixel WatchでモバイルSuicaが使えます。

まとめ

色々と制約が多すぎるのと解約から設定までに日数を要するなど不便な点が多々ありましたが無事に購入したPixel Watch2で快適に使えております。

最近のスマホの機種だとモバイルSuicaアプリ内に複数枚のモバイルSuicaを発行することができるので、紐づいているビューカードの変更とか、ビューエクスプレス特約の一旦解約等の作業は当然発生しますが、既存の「モバイルSuica定期券」を必ずしも解約する必要は無いと思われます。

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