築40年超えの団地でVDSLから光配線方式へ変更する道のりは長かった

以前の記事で書いたとおり、光配線方式への乗り換えを2021年1月から本格的に開始しました。

理由は、仕事で非常に大きなデータが顧客から送られて来て解析するプロジェクトがあり、同時にコロナ禍で在宅業務するためVPN経由で会社のサーバーに、そのデータをバックする必要があったからです。

毎週のように何十ギガバイトのデータが送られてくるのにVDSLで処理していると、たとえバックグラウンドで実施していても効率の悪さを感じることが多かったのです。

ちなみに我が家は公団が作った築40年を超える古い団地で、賃貸では無く分譲タイプなので比較的工事はやりやすいのかなと思っていました。

2021年1月頃はNUROが広告も多く自宅のポストにも広告が入ってくることもあったのと、友人のNURO加入率が結構高く速度も安定している聞いていたので、まずはNUROに申し込んでみました。

NURO

Webで申し込んで直ぐに連絡が来て、まずは実際の状況を工事会社が確認するとのことで、訪問日の日程調整がありました。

コロナ禍でしたので、在宅が増えて光配線を希望する人が激増したとのことで申込みから3週間後の2021年2月中旬になりました。

予定通りに工事業者が来て、外の電柱から光ファイバーを建物へ引き込む部分から建物内部の配線経路と自宅内の状況について確認をしてもらいました。

確認結果として工事の難易度はそれほど難しくないが、機器を取り付けるため建物に穴を開ける必要があるから団地の管理会社に了解を取る必要があると言われましたので、管理人を紹介しその日は終了しました。

工事例の写真を見たら、小さな箱を取り付けるだけなので大したことないなと当時は思いました。

でもその後、NUROから連絡が途絶えて、2021年3月下旬に、状況を確認したくLINEのNUROサポート経由で状況の報告を依頼しました。

至極当たり障りのない感じで

「管理会社と工事の承諾代行を順次対応している」

とのことでした。

光回線への問い合わせが多くてコロナも流行っているから仕方ないと思い、またしばらく待ちました。

そのあと3週間が経過したので、管理事務所に行って状況を聞いてみたら、NUROからは一度も問い合わせは無いとのことでした。

よって再度LINEで問い合わせしました。(2021年4月下旬)

「現状お伝えできる連携事項がなく詳細についてわかりかねてしまう」

とのことでした。

3日後に再度LINEで問い合わせました。

管理会社と一切連絡も取っていないのに進捗が止まっていないということで、うちよりも前に何人待っているとか言ってくれたら良いのですが。。

そして案の定1ヶ月音沙汰なしでした。

当時ビックローブ光のマンションタイプ契約で次の契約更新期限が2021年7月でしたので、最後問い合わせて進捗なければキャンセルしようと思いNUROにLINEで問い合わせました。

3ヶ月間何も動いていないのに

「現時点では長期的にお待ちいただく判断はしておりません」

という楽観的な回答でしたので、もう信用せずNUROは放置することにしました。(結果的に、その後半年間音沙汰が無く申し込みキャンセルになりました。)

また管理事務所に行ってNUROの工事で必要なことを再度自分で説明したら、たとえ小さなものでも建物に穴を開けて工事をするとなると、管理組合の理事会の承認が必要だから1年掛かる、とのことでした。

そして何と他の棟ではNTTの光配線の工事をやった実績があるよと教えてくれました。

しかもNTTの光配線工事を実施する場合は、実績があるから承認が不要とのこと。

早く教えてくれたら。。。と思いましたが気にしている暇はありません。

さっそくビックローブ光に問い合わせると、光配線への変更は受け付けていないとのこと。

どうしたら良いのか分からなくなりましたが、とりあえず片っ端からプロバイダに問い合わせることにしました。

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楽天ひかり

2021年6月頃は楽天ひかりに加入すると1年間無料というキャンペーンをやっていたのが理由で、まず楽天ひかりに電話で問い合わせることにしました。

「現在はVDSL回線だけど光配線に変更することは可能ですか?」

と聞いたら、楽天ひかりの申し込み問い合わせ窓口の方は

「加入後にメンバーズステーションにログインして回線速度の変更申請をすれば可能ですよ」

と回答してくれました。

これは素晴らしいと思い早速ビッグローブ光で事業者変更手続きをしてVDSL回線のまま2021年7月に楽天ひかりマンションプランに乗り換えの申し込みをし8月から楽天ひかりの利用を開始しました。

1ヶ月ほど経過した9月に加入前に教えてもらったように、メンバーズステーションにログインして速度変更手続きを実施しました。

ところがここからが、さらなる長い道のりの始まりでした。

楽天ひかりの担当から

「光配線への変更は加入者自身でNTTに問い合わせてもらわないとできない」

と連絡がありました。

加入前にそれは聞いていないので

「加入後に回線速度の変更申請をすれば良いという回答をもらっていたから楽天ひかりに事業者変更したのですが?」

と伝えても、聞く耳は一切持ちません。

仕方なくNTTの116に電話をして

「光コラボで楽天ひかりを利用していて光配線に変更の手続きを依頼したら自分でNTTに連絡するようにと言われたから、どうやったら良いでしょうか?」

と聞いてみたら

「それは楽天ひかりの業務だから我々は分かりません」

と少しだけ予想していましたが、最悪の事態になったことは間違えありません。

もう一度楽天ひかりに電話をして

「NTTに連絡したら、それは楽天ひかりの業務だと返されたのですがどうなっているのでしょうか?」

と聞いたら

「楽天ひかりでは、どうすることもできない」

とのこと。最悪です。少し食い下がって

「こういったリクエストは全国から来ると思うのですが、御社とNTTでどうするのかは決めていないのか社内で確認してもらえないでしょうか?できるようになればビジネスとして儲かると思うのですが。。」

と聞くと

「確認して再度連絡しますと」

しばらく時間が経った後、楽天ひかりから電話がきて

「やはり楽天ひかりでは対応できかねます」

という事になりました。

加入前に教えてもらったことは、どうやら光配線が家まで来ていて、それなのにVDSLを使っている状態という苦し紛れの言い訳でしたので、一旦諦めてもう一度考えることにしました。

NTT

悔しいのと同じ団地の他の棟で光配線をした実績があることから、悪あがきでもNTTに連絡して交渉してみることにしました。

2021年の10月頃に116に再度電話をして

「楽天ひかりのことは一旦忘れてもらって、私からの依頼として光配線に変更することを検討して貰えないか?もちろん工事費用は払いますし、フレッツに新規加入する必要があればその費用も払います。また他の棟では光配線の工事の実績があることは管理会社から聞いているので、そこも調べてください。」

とリクエストしてみたら

「検討します」

と一旦前向きの方向の返答がもらえました。

そして年明けの2022年2月頃に

「光配線の工事対応を実施できるので日程調整をさせてください。回線は楽天ひかりのままで問題ないとのこと」

と連絡が来ました。キターーーーーー

非常に長く時間は掛かりましたが、無事光配線に変更できる目処がたち素直に嬉しかったですね。

連絡があった1ヶ月後には、私が住んでいる団地の棟に下記チラシも配られたので建物への工事が実施されたことが分かりました。

そして2022年4月上旬に無事に宅内工事が実施され無事に光配線でのネット回線接続が実現しました。

速度計測をしてみると

爆速です!

もう既に光配線方式を使い始めてから1年半以上経過したところで、ようやくことの顛末を共有することができました。

最初の検討から1年4ヶ月掛かりましたが、これで仕事もゲームも動画ストリーミングも全くストレス無く利用できる環境が整い非常に快適な生活が過ごせています。

まとめ

  • 築40年を超える分譲タイプの団地でも光配線に変更はできる。
    • ただし建物に穴を開けたりする場合は管理組合の理事会の承認が必要となる。
    • ラッキーなことに私の場合は先駆者がNTTのフレッツ光の光配線方式の実績を作っていたので承認は不要だった。
    • NUROは辞めるべきとは言わないが、かなり対応がいい加減であった。
  • 楽天ひかりやビックローブ光等の光コラボレーション事業者に光配線の依頼しても対応してくれない。
  • 現在のプロバイダに囚われず最初からNTTの116に電話をして相談するのが良いと思われる。

以上、この情報が皆様の役に立てば幸いです。

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