ScanSnap Homeでスキャンした後のファイルを「検索可能なコンテンツに変換」とすると縦書き書類もちゃんとOCRができるみたいなネットの書き込みがあったので、信じてやってみたら大変なことが起きましたので注意喚起がてら残しておきたいと思います。
ちなみに私が持っている富士通製(現在は事業をリコーが買収)ScanSnapの型番はiX500で、ScanSnap Homeは最新版の2.20.0.9を使用。
以下起きた事象を時系列で列挙します。
- 地域の縦書きのタウン誌をiX500で「ScanSnap Home」モード+長尺モードでスキャン
- ScanSnap Home画面でスキャンしたタウン誌のPDFファイルを右クリックして「検索可能なコンテンツに変換」を実施
- ScanSnap Home上で該当のファイルを右クリックしてNuance Power PDF Standardアプリで開こうとするとハングしてアプリが起動しない事象が発生し何度やっても同じ事象になる
- 次にScanSnap Home上で該当のファイルを右クリックしてエクスプローラーで表示を選択するとエクスプローラーは起動するが数秒後にハングしてエクスプローラーウィンドウが消える事象が発生し同様に何度やっても同じ事象になる
- PCをシャットダウンして再度起動しても3と4の結果は同じとなった
- 今度はエクスプローラーが起動している間にファイルを切り取ってデスクトップに貼り付けたところ、Windows 10全体がチラつき始めて、マウスでポインタを移動する以外の操作を一切受け付けなくなる
- Ctrl + Alt + deleteから再度シャットダウンして再起動するが、ログイン直後から同じようにマウスでポインタを移動する以外の操作を一切受け付けなくなる
というわけでWindows 10がハングして何もできなくなる恐ろしい事象にまで発展してしましました。
スポンサーリンク
翌日に重要なオンライン会議がありPCを使う必要があるので、色々と試行錯誤しながらPCが起動するまでは何とかしようと思って起きたことを以下に時系列で列挙します。
- まず悩んで思いついたのがセーフモードで起動し該当のPDFファイルを削除すること。
- よってハングしている時にCtrl + Alt + deleteをして電源ボタンのメニューから再起動をクリックする時にShiftキーを同時に押し下げ
- しばらくすると「オプションの選択」という画面になるので「トラブルシューティング」を選択
- 「トラブルシューティング」画面に遷移するので「詳細オプション」をクリック
- 「スタートアップ設定」をクリック
- 「再起動」ボタンをクリック
- 「スタートアップの設定」画面に遷移するので「4)セーフモードを有効にする」をクリック
- 再起動してログインするとセーフモードで起動するが、同じようにマウスでポインタを移動する以外の操作を一切受け付けなくなる
- 再度Ctrl + Alt + deleteをして電源ボタンのメニューから再起動をクリックする時にShiftキーを同時に押し下げ
- 先程と同じで「トラブルシューティング」画面に遷移するので「詳細オプション」をクリック
- 「スタートアップ設定」をクリック
- 「再起動」ボタンをクリック
- 「スタートアップの設定」画面に遷移するので「6)セーフモードとコマンドプロンプトを有効にする」をクリック
- 再起動後コマンドプロンプト上でデスクトップに置いた該当のPDFファイルを削除し、Ctrl + Alt + deleteをして電源ボタンのメニューから再起動をクリック
- 無事に通常通り再起動
以上、このひどい状態に陥ってから1時間でなんとかPCが通常通り使えるようになりました。
もう縦書きOCRは諦めたほうが良いのかな。。。残念。。。。