ポーランド戦を数値で振り返ってみる

ロシアで開催されているFIFAワールドカップ2018、6/28(木)に日本代表の3戦目ポーランド戦が行われました。

結果は0-1と負けでしたが、フェアープレイポイントで決勝トーナメント進出の可能性が見えた残り15分からは、両チームが攻めることを辞め日本がディフェンスラインで、ぎこちないボール回しをするという展開でした。

この残りの15分ほぼ100%のパス成功率になると思うので、あまり参考になりませんが、先回と同様にパス成功率を分析しつつ振り返ってみたいと思います。

ロシアで開催されているFIFAワールドカップ2018、日本代表の2戦目のセネガル戦の数値データを振り返ってみたいと思います。とりあえず今回はパスのデータが取得できたので成功率を計算して振り返ってみたいと思います。

パス成功率

下記表にパスのデータを載せました。

まずチーム全体としてセネガル戦と比較して

  • パスの総数は115増だがコロンビア戦には及ばず
  • 成功数は125増で全体成功率は86%と良さげに見えますが残り15分の件があったので参考程度。

そして数字から驚くべきは、酒井高徳の異常なほどのパスの数の少なさ、90分間出場していたのに16本しか絡んで無いとは何してたんでしょう?

ビデオを見返してみると基本的に攻撃の組み立ては左サイドばかりでしたね。

右サイドは逆に使ってもテンポの良いつなぎはできない、高徳はコンディションが良いとは思えませんでした。

そして宇佐美、岡崎、大迫と60%代の成功率の低さは、ちょっと許容できないです。

パス(矢印はセネガル戦との比較)
成功数 総数 成功率%
酒井 宏樹 36↑ 52↑ 69↓
吉田 麻也 80↑ 81↑ 99↑
槙野 智章 77 84 92
長友 佑都 41↑ 50↑ 82-
柴崎 岳 55↑ 66↓ 83↑
酒井 高徳 15 16 94
宇佐美 貴史 22 36 61
山口 蛍 73 75 97
岡崎 慎司 8 13 62
武蔵 嘉紀 14 17 82
大迫 勇也 17 25 68
長谷部 誠 15 16 94
乾 貴士 29 31 94
チーム全体 482↑ 562↑ 86↑

まとめ

今回は残り15分の時間稼ぎパス回しがあったので、今回の数字は参考程度にしかならないですが。

それでも数字が低い選手は、要改善です。

また数字には直接現れないですが、試合を見る限りディフェンスラインのパス回しの遅さ・不正確さ・バリエーションの無さが良く分かる試合でした。

「プレッシャーの中で止めて蹴る」っていう基本動作ができていないからだと思いますが、これは若い頃から、練習しないと駄目ですね。

それも重要なのはプレッシャーの中で練習するってことです。

プレッシャーの中で練習して、パスを貰う前の周囲の確認、トラップの精度、適切なトラップ位置が選択できるように、自然に体に染み込むまで、フルコート使って、本気ディフェンスでロンドをしっかりやるべきかもしれません。

あとそもそも味方がボールもらえる位置にいるってのが重要ですね。

日本代表は殆どの場合で、パスを貰うべき選手が相手と重なっているシーンが多いのと、逆にスペースにいる選手が見えてないような感じもします、皆でちょっとずつ協力して声と顔を出すだけなんですが。

先に顔だしてパスつないだほうが、カウンター食らって全力疾走するよりも体力温存できるというマインドに変えないといけないです。

ベルギー戦はどうなることやら・・・。

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