最近Jリーグで話題のFC町田ゼルビアのタオル使用のことですが、明らかに目的が「ロングスロー時にボールが滑らないようにするため」だと思います。
下記記事にも「ロングスローのためにタオルを置く行為自体は、以前から試合前のマッチミーティングで確認しており、問題視される行動ではない。」と書いてあります。
FC町田ゼルビアは2日、9月28日の明治安田J1第32節のサンフレッチェ広島戦でピッチサイドに置いたタオルをペットボトルの水で濡らされた行為について、Jリーグに「要望書」と「お伺い書」の2通の公式
でもこれって本当にサッカーという競技の哲学として「ロングスローのためにタオルを置くこと」が合っているのでしょうか?
そもそもサッカーの競技規則の第4条には「競技者の用具」として使えるものが定められています。
具体的には
- 袖のあるシャツ
- ショーツ
- ソックス
- すね当て
- 靴
- アームバンド(キャプテンのみ)
- グローブ、ヘッドギア、フェイスマスク、また、柔らかく、パッドが入った軽い材質でできている膝や腕のプロテクターなど危険でない保護用具
- スポーツめがね
- トラックスーツのパンツ(ゴールキーパー)
- 帽子(ゴールキーパー)
- 電子的パフォーマンス・トラッキングシステム(FIFA、大陸連盟または各国サッカー協会の主催下で行われる公式競技会の試合で、電子的パフォーマンス・トラッキングシステム(EPTS)のひとつとしてウェアラブル技術(WT)が用いられる場合)
以上です。
ピッチ外に水を置くことはOKですが、目的は選手が脱水症状を避けるための安全対策のためです。
今回は明らかに「道具を使って有利にする行為、要するにボールを投げる際の飛距離を向上させるための道具」であるから、私は非紳士的行為に該当すると思います。
自分で着ているシャツでボールを拭くのはギリセーフだとしても、タオルが拡大解釈されてもっと凄い性能でボールを乾燥させる道具を誰かが考えたとき、それもOKとするのでしょうか?
潔く「ボールを拭くためのタオル」は辞めて、タオルで体を拭いて汗を拭いましょう!