約10年前にドスパラのPrime Galleria ZGというBTOパソコンを買った時に付いてきたATX電源を長らく使用してきました。
Prime Galleria ZGはIntel Core-i7 920でGTX 9800+で当時は結構いい値段したんだよなぁと思いながら、ケースがあまりに格好悪くてwケースだけは変えて去年まで動いていて、去年パーツをアップグレードした時に電源だけは、そのまま使えていたんです。
電源はComstars(恵安)のKT-650AL-13Aという650W出力タイプで中国製のものです。
さほど騒音もなく長らく稼働してくれました。
1ヶ月前にYouTuberの吉田製作所の動画を見てからスタンフォード大学の「新型コロナウイルスタンパク質構造解析プロジェクトFolding@home」に参加していて24時間をCPUを100%負荷でぶん回してました。
そしたら1週間ぐらい前から電源がキーーーーンとコイル鳴きを始めちゃたんです。
あまりに音が不快になってきたので、計算を止めてドライバーの先っちょで電源の中の部品を抑えてコイル鳴きが止まるか試したんですが無理でした。
仕方なく新しい電源に交換することを決め、発注して物が届いたので、交換する際に電源を分解して原因をさぐることにしました。
電源のケースの4箇所のネジを外してパカーーーーっと開けてみたら一目瞭然!
コンバータ素子を冷やすヒートシンクの横にある2つの電解コンデンサの上部がぷっくりと膨張しているのが分かりました。
以前電源系の回路設計もやっていたこともあり、ヒートシンクの近くに配置した電解コンデンサは周囲温度が高いので、いずれ寿命がきてしまうのは分かるので納得です。
このぷっくりせいで電解コンデンサは、十分な容量性を保てず、結果的にコイルに流れる電流ノイズが増えて人間にキーンと聞こえるノイズとなったのかと思います。
まぁ10年以上も動作していたので設計は問題無かったと思いますね。