日本郵便が提供している便利な配送サービス「クリックポスト」ですが、サービス開始から164円(税込)を維持していました送料が2018/9/1から185円(税込)2019/10/1から188円に値上がりします。(2022/07/22から今度は値下げして185円(税込))になっています。(税込)2020/04/01から198円(税込)
悲報であり改悪でもありますねぇ。
ヤフオク、メルカリ、ラクマで利用している人は大勢いると思いますが、特にメルカリやラクマでは送料込みで最低出品価格の300円で小物を出品している人が多いと思います。
それで送料が値上げされるのは非常に痛いですね。
300円出品は殆ど利益が無くなるので少なくなると思いますね。
今回は、クリックポストと似たようなサービスはあるので、調べて比較してみたいと思います。
まずはクリックポスト自体のサービスから振り返ってみたいともいます。
クリックポストとは
クリックポストとは、日本郵政が提供している配送サービスで全国一律料金で送れるとても魅力的なサービスです。
送れる配送物のサイズと重量が
- 長さ:14~34cm
- 幅:9~25cm
- 厚さ:3cm以内
- 重量:1kg以内
です。その他の特徴としては、下記9点ですね。
- ネットで運賃を決済(ただし決済手段はYahoo!ウォレット決済のみのためYahoo!のアカウントも必須)
- 全国一律で運賃164円(税込)でしたが
2018/9/1から185円(税込)2020/04/01から198円(税込)2022/07/22から185円(税込) - 宛名の手書きが不要(決済終了時に出力されたPDFファイルを白黒で構わないので印刷して郵便物に貼り付け)
- そのままポストに投函可能
- 発行された追跡番号で追跡が可能
- 郵便受けに配達
- 土日祝ともに配送可能
- 他の何のサービスにも縛られず使用可能
- 荷物の内容品についての損害賠償はない(日本郵政が責任を負うべき事由があるときは、その運賃相当額のみ補償)
では他のサービスを調べていきましょう。
ゆうゆうメルカリ便:ゆうパケット
ゆうゆうメルカリ便「ゆうパケット」は、メルカリと日本郵政が提携して提供している配送サービスで、メルカリで売れたものを発送するときだけに使えます。
送れる配送物のサイズと重量は、クリックポストと全く同じです。
その他の特徴としては、下記9点ですね。
- メルカリの取引にのみに使用可能
- メルカリの取引の中で運賃を決済(売上から引かれる)
- 全国一律で運賃
175円(税込)2020/04/01から200円(税込)2022/06/16から230円(税込) - 配送用の2次元コードを生成し、郵便局またはローソンLAWSON店頭の端末にかざすだけで、宛名書き不要及び発送手続き完了
- 通常配送以外に匿名配送が選択可能
- 配送時のトラブルにより商品紛失・破損等が発生した際には、メルカリが商品代金/販売利益を全額補償
- 発行された追跡番号で追跡が可能もしくは取引画面で配送状況確認可能
- 郵便受けに配達だが、郵便局/コンビニ/はこぽすで受取も可能。(この場合、出品者が配送方法をゆうゆうメルカリ便に設定する必要あり)
- 土日祝ともに配送可能
らくらくメルカリ便:ネコポス
らくらくメルカリ便「ネコポス」はメルカリがヤマト運輸と連携したサービスです。
195円(税込)で厚さも2.5cmまでと制限があり使い、利用価値は無かったのですが2020/10/1から175円(税込)で厚みも3cmまで対応、2022/6/16から210円(税込)となりました!
以下その他の特徴です。
- メルカリの取引にのみに使用可能
- メルカリの取引の中で運賃を決済(売上から引かれる)
- 配送用の2次元コードを生成し、クロネコヤマトの営業所、セブンイレブン、ファミリーマート、宅配便ロッカーPUDOの端末にかざすだけで、宛名書き不要及び発送手続き完了
- 通常配送以外に匿名配送が選択可能
- 配送時のトラブルにより商品紛失・破損等が発生した際には、メルカリが商品代金/販売利益を全額補償
- 発行された追跡番号で追跡が可能もしくは取引画面で配送状況確認可能
- 郵便受け、宅配便ロッカーPUDOに配達。
- 土日祝ともに配送可能
かんたんラクマパック(日本郵政)
「かんたんラクマパック(日本郵政)」は、ラクマが日本郵政と連携して提供している配送サービスで、ラクマで売れたものを発送するときだけに使えます。
送れる配送物のサイズと重量は、クリックポストと全く同じです。
その他の特徴としては、下記9点ですね。
- ラクマの取引にのみに使用可能
- ラクマの取引の中で運賃を決済(売上から引かれる)
- 全国一律で運賃
179円(税込)2023/11/1から180円(税込) - 配送用の2次元コードを生成し、郵便局またはローソンLAWSON店頭の端末にかざすだけで、宛名書き不要及び発送手続き完了
- 2019年1月15日からすべて匿名配送
- 万が一商品が届かないなどのトラブルが発生した際に、購入者・出品者ともに商品代金などを新ラクマカスタマーサポートが補償
- 発行された追跡番号で追跡が可能もしくは取引画面で配送状況確認可能
- 郵便受けに配達
- 土日祝ともに配送可能
ネコポス(ヤフネコ!パック)
「ネコポス(ヤフネコ!パック)」はヤフオク!もしくはPayPayフリマがヤマト運輸と連携して提供している配送サービスでPayPayフリマで売れたものを発送するときだけに使えます。
送れる配送物のサイズと重量は、らくらくメルカリ便「ネコポス」と全く同じです。
その他の特徴は以下のとおりです。
- ヤフオク!もしくはPayPayフリマの取引にのみに使用可能
- ヤフオク!もしくはPayPayフリマの取引の中で運賃を決済(売上から引かれる)
- 全国一律で運賃
170円(税込)出品者負担の場合200円(税込)、落札者負担の場合230円(税込) - 配送用の2次元コードを生成し、クロネコヤマトの営業所、セブンイレブン、ファミリーマート、宅配便ロッカーPUDOの端末にかざすだけで、宛名書き不要及び発送手続き完了
- 匿名配送
- 配送時のトラブルにより商品紛失・破損等が発生した際には、PayPayフリマがお見舞いとして商品代金と同額補償とありますが上限が3,000円までとなり、スマホ等の高額品を売る場合は要注意ですね。
- 発行された追跡番号で追跡が可能もしくは取引画面で配送状況確認可能
- 郵便受け、宅配便ロッカーPUDOに配達。
- 土日祝ともに配送可能
ゆうパケット(おてがる版)
「ゆうパケット(おてがる版)」は、ヤフオク!もしくはPayPayフリマが日本郵政と連携して提供している配送サービスで、PayPayフリマで売れたものを発送するときだけに使えます。
送れる配送物のサイズと重量は、クリックポストと全く同じです。
その他の特徴としては以下のとおりです。
- PayPayフリマの取引にのみに使用可能
- ラクマの取引の中で運賃を決済(売上から引かれる)
- 全国一律で運賃
175円(税込)出品者負担の場合205円(税込)、落札者負担の場合230円(税込) - 配送用の2次元コードを生成し、郵便局またはローソンLAWSON店頭の端末にかざすだけで、宛名書き不要及び発送手続き完了
- 匿名配送
- 万が一商品が届かないなどのトラブルが発生した際に、購入者・出品者ともに商品代金などを新ラクマカスタマーサポートが補償
- 発行された追跡番号で追跡が可能もしくは取引画面で配送状況確認可能
- 郵便受けに配達
- 土日祝ともに配送可能
まとめ
今回はクリックポストの値上げに伴い他の5つのサービスを調査しました。
ただしらくらくメルカリ便「ネコポス」はクリックポストよりも運べる大きさも運賃も利点は無いので割愛しましたので、クリックポストと5つのサービスから比較項目を表にまとめました。
運賃(税込) | 用途 | 補償 | 匿名発送 | その他 | |
クリックポスト | 185円 | どのサービスにも縛られない。ただしYahoo!ウォレットの登録が必要 | 損害賠償なし | 非対応 | ラベルを印刷してそのままポストに投函可能 |
ゆうゆうメルカリ便「ゆうパケット」 | 230円 | メルカリの取引のみ | 損害賠償あり | 対応可能 | 宛名書き不要 |
らくらくメルカリ便「ネコポス」 | 210円 | メルカリの取引のみ | 損害賠償あり | 対応可能 | 宛名書き不要 |
かんたんラクマパック(日本郵政) | 180円 | ラクマの取引のみ | 損害賠償あり | 2019年1月15日からすべて匿名 | 宛名書き不要 |
ネコポス(ヤフネコ!パック) | 200 or 230円 | PayPayフリマの取引のみ | 損害賠償あり(上限3,000円) | 匿名 | 宛名書き不要 |
ゆうパケット(おてがる版) | 205 or 230円 | PayPayフリマの取引のみ | 損害賠償なし | 匿名 | 宛名書き不要 |
この表からどのサービスも一長一短なので、9/1以降は場面に応じて使うことに決めました。
- クリックポストサイズ内の荷物で普通に品物を送りたい場合はクリックポスト
- ヤフオク!もしくはPayPayフリマでクリックポストサイズの荷物はネコポス(ヤフネコ!パック)
- メルカリでクリックポストサイズの荷物はらくらくメルカリ便「ネコポス」
- ラクマでクリックポストサイズの荷物はかんたんラクマパック(日本郵政)
ちなみに300円(最低出品価格)でメルカリやラクマで出品していてクリックポストで発送していた場合と比べて利益が下がってしまいますね。
メルカリの場合
300円 – 30円(手数料) – 210円(送料) = 60円(利益)
ラクマの場合
300円 – 30円(手数料) – 180円(送料) = 90円(利益)
PayPayフリマの場合
300円 – 15円(手数料) – 200円(送料) = 85円(利益)
PayPayフリマで出品したほうが利益は115円以上確保できますね今はかろうじてラクマですが参加者少なくて売れません。。。
私の経験上、圧倒的にメルカリの方が早く売れるんですよね。
赤字垂れ流して広告打ってますからね。
<2021/5/18追記>
最近PayPayフリマがクーポンを配っているせいかメルカリで売れなかったものを出品したらかなり時間は掛かりましたが売れましたw